不動産屋を選ぶ際に出てくる問題の１つ。それは、「大手」か「中小」かです。
大手の不動産屋というのは沢山の物件を取り扱い、営業マンも日々沢山の物件に追われています。

その不動産屋へ売却をお願いした場合、お客様の物件はどう扱われるでしょうか？
その不動産屋は一生懸命に売却活動をしてくれるでしょうか？
残念ながら、その可能性は低いと思います。
不動産屋内部のシステムや営業マンにもよりますが、大抵は多くの物件の中の１つとして扱われるでしょう。報告も密に電話ではなく、定期的な流れ作業としてのメールや手紙になるかと思われます。
「不動産屋は人＆仲介手数料で選ぶ」でもご説明していますが、不動産の情報は共通のため、大きいから良い・小さいからダメということは関係ないのです。
それなら、小さいながらもお客様一人一人に時間を掛けられる不動産屋が良いのではないでしょうか？

売却したいと思い立った際、「いくらで売れるのか？」と気になるでしょう。

そして、いくつかの不動産屋へ売却価格の見積もりをお願いすると思います。
ただ、その見積もり、鵜呑みにしない方が良いです。
なぜなら、どの不動産屋も売りたい人から売却依頼の契約をもらいたいからです。

契約をもらうために不動産屋はどうするでしょうか？
それは、売却価格の見積りを実際に売れそうな価格より、ちょっと上に見積もるのです。
通常、売却希望のお客様は少しでも高く売れそうな所へお願いするからです。
当社でも、無料でご査定は致します。ですが、お客様には実勢価格（現実 に売却出来る価格）をご覧頂きます。
実際にいくらで売れそうか厳密に見積りをさせて頂き、リフォームやディスプレイ等による販売戦略をご提案した上でその価格よ り高くその上でその価格より高く売却出来る様に一生懸命活動させて頂くのです。

売却を不動産屋へ依頼する際、不動産屋との媒介契約というものを結ぶことになります。
媒介契約には大きく３つあります。
　
①一般媒介契約　②専任媒介契約　③専属専任媒介契約

②、③は一度に一社へしか売却を依頼出来ません。①は、一度に何社へも依頼できます。
　

一般的に、何社へも依頼した方が買主はすぐに見つかりそうですね。
確かに、すぐに見つかる可能性もあるでしょう。ですが、実際は逆の場合が多いのです。
なぜなら、営業マンのやる気が落ちるから。
一般媒介というものは何社へもお願いできるため、依頼された営業マンは「頑張っても他の業者が買主を見つけてしまうかも」という思いが少なからず生まれます。（逆に②、③で依頼しても「競争相手がいないから安心だ」とあぐらをかく可能性もありますが）
そして、不動産屋も一般媒介には広告などにお金をあまりかけられないという所が多いため、必然的に動きが遅くなってしまうのです。
それであれば、いっそ不倫はせずに一途にいってみてはどうでしょうか？